『妖の世の王家のものとして生まれ。
次期に妖の世の王となる自覚を
いかなる時も忘れるな。
それが、お前の定めだ。』




毎日のように言われ続けた言葉。
そう。
俺は代々妖の世王として君臨し続ける
王家の跡継ぎ息子なのだ。

それは華やかに見えて辛い生活だった。