それは、私が小学校一年のある日

「望永ちゃーん!!おはよ!!」

世界一かわいい私の愛しの女の子が
狂も天使のほほえみを私に向けた。

「うん。今日もかわいい。」

「望永ちゃんのほうがかわいいよ!!」

ダメだ。私も同じ幼女であるはずなのに、
美夜ちゃんにはかなわない。

「今日の給食なんだろうね。」

「カレーだって、よしき君が言ってたよ!
給食!楽しみだね!」

献立がなんであろうと、
美夜ちゃんと食べれる給食は
三食の中で一番好きだった。