「……………頼む!」

「………」


チラッと視線を水谷からそらすと、じっ…とこちらを見てるメンバーの方々と目が合う。

超直球の会長とそれを受け止める副会長でこのサークルは出来上がってるようなものだ。

どちらかひとつが欠けることが不安なのだろう。


「…………」

副会長は誰にも気づかれないようにこっそりとため息を吐いた。