部活終わりの人で賑わう廊下を私は一人で歩いていた。

廊下には君が所属しているハンドボール部の男子たち。
はっきり言ってあまり彼らが好きでなかった私。無言で通り過ぎたかった。

けど、私が通れる隙間がなく、彼らは私に気づいていない...どうしようか困っていた。

話しかけようと決意をしたとき。


君が来た。


「わっ!!」


後ろから思いっきり脅かされて本当に驚いた。
話したこともないのに、いきなりだったから。