いったい、滝くんと視線を絡ませるのに何分使ったんだろう。



一瞬合ったら、反らして…。



恥ずかしくて、何度もその繰り返し。



でもずっと滝くんは待っていて…。



その間、ずっと滝くんはあたしを見つめてるわけで…。



ドキドキで壊れちゃいそうだよ…。



視線がやっと合ったと思ったら、滝くんが消えそうな声でこう言った。



「…俺はきっと、お前が好きだと思う」


「……っ?!」


「お前が俺のこと嫌ってないなら…俺のこと好きにさせればいいんだよな?」



ちょっ、


ちょっとまって…。



滝くんはさっきから何を…!