実際、女子を相手にこんなに話すのは…
小学生ぶりくらいな気がしてならない。
中学生のころは勉強にしか励んでこなかった。
もちろん、高校もそのつもりだったんだけど。
…どうしたもんか。
でも、あいつ…高瀬と話すのはそんなに嫌じゃない。
バカすぎて呆れてるのもあるかもしんねぇけど。
「滝くん!」
「うるせぇ黙れ」
お前は何回俺の勉強を邪魔する気だ?
知らんふりをしつつ、チラッと高瀬を伺うと
俺に無視されてるからか、機嫌が悪そうな顔をしていた。
前にマズイチョコ食わせたときにした顔と少し似てる。
あの顔は本当に爆笑だった。