「あ、忘れてた」





ズイズイズッコロバーシ♪





と歌っていた私達の腕を引っ張った。



藍子にとっては最悪だろう。




彼女は人見知りなんだから。












「土方さん、お土産です」



「あ?…………何だ?その女共は」





「廊下で拾いm「はぁ?!」」










その時の遮られた彼の顔がどれ程恐ろしかったかは言うまでもない。




しかし土方、と呼ばれた男は表情を変えなかった。











「さぁ、入って下さい」






彼は私の腕を少し引っ張り、中に誘導した。