お母さんが車をとりに行き、私達は近くの段差に腰掛けた。







紅「藍子」


藍「ん?」





紅「ありがとう」








上の段にいる私に顔だけを向け「うん!」と藍子は言った。













紅「今日の夕日、一番綺麗」




藍「うん」




紅「…トマトみたい」




藍「え?」



紅「私の中では最上級の誉め言葉」





トマトが大好きな私にとっては、ね。