可笑しいじゃん! なんであたしみたいなのと彼女が同じ「人間」なんだよ!! 「え、嘘……32号室!?」 声に反応して彼女を見ると、目を見開いていた。 本当に、驚いているような……。 「私も…………32号室なんだけど……」 そう呟く彼女が握っていた封筒には、ボールペンで、32の文字。