運良くあたしはこの美少女ちゃんと一緒に行くことに。


しかも道中、いろいろ話しかけてくれた。



「あ、自己紹介まだだったね。
 私、如月洸。中等部からここに通ってるの。
 ねぇ、部屋どこになった?」


下から覗き込むように訪ねる彼女。



……くぁぁぁぁぁあああ、可愛い!!!



……そんなこと言ったら、引かれるのは間違いないわけで。



「あたし、梓! アズって呼んでよ。
 32……だってー」



抱きしめたくなるのを我慢しながら、自己紹介。


あたし……生まれ変わったらこの子になりたい。