「・・・・へ?」

気がつくと、見慣れた天井。

横を見ると机。


「夢、か」

どうやら、私は夢を見ていたらしい。



半年前に来た転校生。


まさに一目惚れ、だった。


恋なんてまだ早いよな~と思っていた私は本当にバカだったと思う。

人が恋に落ちる瞬間なんて、誰にも予測はできないのに。


「そろそろ起きようか」

ベッドから起き上がり、メガネをかけ、ボサボサの髪でリビングへ行く。


今日も、一日が始まる。