自由になった手をプラプラをしてみる。

ちょっと痛い。手加減しなさいよ!!


「ふんっ。変な事するからこんな目に会うのよ。第一もうちょっと手加減しなさいよ」

「お前・・・弁慶ちゃんになんてことを・・・。っていうかそんな力入れてないし・・・。」



あー、そうだねー。脛の事は「弁慶の泣き所」っていうもんねー。よくそんな難しい事知ってるわねー。



「お前、今失礼なこと考えてるだろ」


心の中を読むな!!


「なんのことかな~。もう一発やってあげよっか?」

「勘弁してください・・・」

「よろしい」


ふふん。やはり脛は痛いよね。こんどから変な事したら脛を蹴ってやろう。




キーンコーンカーンコーン。


再びチャイムが鳴り、自分の席に着いた。


これもいつもの事。そしてあと半年しか続かない日常。