そういえば、今日、ちいちゃんが言ってたっけ。
「華のセブンティーン、十七歳の夏休みはたった一度だけなの!これは青春を満喫しないと!」
私3月生まれだからまだ十六歳だけど、それでも来年はきっと受験に追われて今年みたいに部活だけに打ち込んだり、花火大会に行きたいなって思える余裕なんてないんだろうな。
「桃、あのさ。」
こうちゃんが私の手をとった。
その大きな手に私の手はすっぽりと包まれる。
「花火大会、一緒に行かない?」
真剣な顔で何を言うのかと思ったら、そういうことか…
て言うか、毎年なんだかんだ言って私はちいちゃんたちと行くけど最終的にはこうちゃんたちと合流して一緒に見てるのに。
「今年もちいちゃんたちと…」
みんなで行く?と言おうとしたけど、こうちゃんの声に遮られる。
「今年は、二人だけで行きたい。…桃に、話があるんだ。」
いつになく真剣な面持ちのこうちゃん。
どうしたんだろう。
「華のセブンティーン、十七歳の夏休みはたった一度だけなの!これは青春を満喫しないと!」
私3月生まれだからまだ十六歳だけど、それでも来年はきっと受験に追われて今年みたいに部活だけに打ち込んだり、花火大会に行きたいなって思える余裕なんてないんだろうな。
「桃、あのさ。」
こうちゃんが私の手をとった。
その大きな手に私の手はすっぽりと包まれる。
「花火大会、一緒に行かない?」
真剣な顔で何を言うのかと思ったら、そういうことか…
て言うか、毎年なんだかんだ言って私はちいちゃんたちと行くけど最終的にはこうちゃんたちと合流して一緒に見てるのに。
「今年もちいちゃんたちと…」
みんなで行く?と言おうとしたけど、こうちゃんの声に遮られる。
「今年は、二人だけで行きたい。…桃に、話があるんだ。」
いつになく真剣な面持ちのこうちゃん。
どうしたんだろう。