市内の高校の吹奏楽部のほとんどが参加するだけあってかなりの人数。
今年から始めた吹奏楽だけど、こんなに沢山の人がやってんだな。
みんなそれぞれユニホームを着ていてかっこいい。
「瞬君、アンプ運ぶの手伝ってくれる?」
「あっ、はい!」
今日の桃先輩はいつもはおろしている髪の毛をポニーテールにしていて、白いうなじが見えてなんだかすごく、ドキドキする。
「緊張してる?」
舞台裏でベースの指を確認しながら、桃先輩が俺を見上げる。
「まあ、そうですね。」
本当はめちゃくちゃ緊張している。
だって初舞台だし、こんなでっかいホールで演奏なんて、したことないし!
この二ヶ月間、初心者なりにやれるだけのことはやってきたつもりだけど、桃先輩には到底追いつくはずもない。
桃先輩はその小さな手でどんな難しい指使いでもスラスラとこなしていく。
そしてあのかわいい顔に似合わず、ベースを引くというギャップ。
今年から始めた吹奏楽だけど、こんなに沢山の人がやってんだな。
みんなそれぞれユニホームを着ていてかっこいい。
「瞬君、アンプ運ぶの手伝ってくれる?」
「あっ、はい!」
今日の桃先輩はいつもはおろしている髪の毛をポニーテールにしていて、白いうなじが見えてなんだかすごく、ドキドキする。
「緊張してる?」
舞台裏でベースの指を確認しながら、桃先輩が俺を見上げる。
「まあ、そうですね。」
本当はめちゃくちゃ緊張している。
だって初舞台だし、こんなでっかいホールで演奏なんて、したことないし!
この二ヶ月間、初心者なりにやれるだけのことはやってきたつもりだけど、桃先輩には到底追いつくはずもない。
桃先輩はその小さな手でどんな難しい指使いでもスラスラとこなしていく。
そしてあのかわいい顔に似合わず、ベースを引くというギャップ。