桃先輩に彼氏がいるという衝撃のニュースを聞いてからはや二ヶ月。
ヘタレな俺はなかなか真相を桃先輩本人に聞くことができずにいた。
だけど本当に星野先輩と付き合ってることが確信に近づいてきているような気がする。
だって二人は毎日一緒にわざわざ待ち合わせて帰っていく。
そして朝も一緒に来ている。
傍から見たら恋人同士にしか見えない二人。
それもすげえお似合いの。
くやしいけど俺は星野先輩にはかなわない。
身長も、ルックスも、桃先輩と過ごした時間の長さも、桃先輩のことを知ってることも。
それでも俺は、桃先輩のことを諦めることはできなくて。
それどころか毎日一緒に過ごすたびにどんどん思いが膨らんでいる。
どんどん好きになっていくんだ。
「瞬!」
「瑠奈。なに?」
「なに、じゃないでしょ!ほら、ボーッとしてないでちゃんと楽器運ぶの手伝いなさいよ!」
そして迎えた、初舞台。
市の市民会館で毎年ある、吹奏楽祭というイベント。
ヘタレな俺はなかなか真相を桃先輩本人に聞くことができずにいた。
だけど本当に星野先輩と付き合ってることが確信に近づいてきているような気がする。
だって二人は毎日一緒にわざわざ待ち合わせて帰っていく。
そして朝も一緒に来ている。
傍から見たら恋人同士にしか見えない二人。
それもすげえお似合いの。
くやしいけど俺は星野先輩にはかなわない。
身長も、ルックスも、桃先輩と過ごした時間の長さも、桃先輩のことを知ってることも。
それでも俺は、桃先輩のことを諦めることはできなくて。
それどころか毎日一緒に過ごすたびにどんどん思いが膨らんでいる。
どんどん好きになっていくんだ。
「瞬!」
「瑠奈。なに?」
「なに、じゃないでしょ!ほら、ボーッとしてないでちゃんと楽器運ぶの手伝いなさいよ!」
そして迎えた、初舞台。
市の市民会館で毎年ある、吹奏楽祭というイベント。