桜が綺麗。
窓の外をボーッと見てると、急に電車が揺れて体のバランスが崩れる。
「わっ!」
「おっと…」
それをこうちゃんの力強い腕で支えてくれた。
「ありがと、こうちゃん。」
そう言って、顔を見ると、なぜか背けられた。
どうしたのかな。
なんだか耳が赤いよ?
暑いのかな。
「そういえばね!このまえさっちゃんの彼氏をちいちゃんが見たんだって!すっごいかっこよかったって言ってた!」
「へえ、さっちゃん彼氏いたんだ。ちいは別れたんだっけ?」
さすが、幼なじみ!
よく知ってるね!
「みんな恋してるんだねー。」
何気なくつぶやいたその一言に、こうちゃんが私の顔をじっと見た。
さっきは逸らしたくせに、どうしたの?
「…桃は?いないの、好きなやつとか…」
好きな人か…
私、まだいまいち恋ってどういうものかわからないんだよね。
彼氏もいたことがないし、告白をされたことは何回があるけど、全然話したことのない人ばっかりだったからなんで私なのかなって思ってた。
窓の外をボーッと見てると、急に電車が揺れて体のバランスが崩れる。
「わっ!」
「おっと…」
それをこうちゃんの力強い腕で支えてくれた。
「ありがと、こうちゃん。」
そう言って、顔を見ると、なぜか背けられた。
どうしたのかな。
なんだか耳が赤いよ?
暑いのかな。
「そういえばね!このまえさっちゃんの彼氏をちいちゃんが見たんだって!すっごいかっこよかったって言ってた!」
「へえ、さっちゃん彼氏いたんだ。ちいは別れたんだっけ?」
さすが、幼なじみ!
よく知ってるね!
「みんな恋してるんだねー。」
何気なくつぶやいたその一言に、こうちゃんが私の顔をじっと見た。
さっきは逸らしたくせに、どうしたの?
「…桃は?いないの、好きなやつとか…」
好きな人か…
私、まだいまいち恋ってどういうものかわからないんだよね。
彼氏もいたことがないし、告白をされたことは何回があるけど、全然話したことのない人ばっかりだったからなんで私なのかなって思ってた。