あの、いま、柔らかいものが口にふれたような・・・



って、



えええええええええええええええええええええええええぇ!?


あああああああたしい、いまき、き、キスされたぁー!?








いまさらながら真っ赤になってくちをぱくぱくさせていると、




女王は、あたしを睨んで、もういい!と、いいながら帰っていった。






あたしはまだ、大和の腕の中。


あたしが真っ赤になっているのに気づいて、

やっと、「あぁ。ごめん。」と、はなしてくれた。


はぁーと息を吐くと足の力がなくなってへなへなとすわりこんでしまった。


「巻き込んでごめんな。放課後、中庭来て。」と言い、



まだ、真っ赤で座り込んでいるあたしを、立たせ、どこかへいってしまった。


あたしは、夢見心地で、ふわふわと教室へ向かった。


・・・・・なんか忘れてるよーな。