「だって私、吸血鬼だし……」


化け物の相手は化け物しか出来ない


「はぁ……
前にも言ったけど僕にとって優梨は1人の女の子なの
それに…………」


グイッ


輝が私の腕を勢いよく引っ張って
片腕でかばう様に抱きしめられる


キンッ


その瞬間、輝が何もない空間からブラッドソードを取り出して
襲いかかって来た吸血鬼の牙を防ぐ


「輝…!!」


「こういうのは男の役目だろ
優梨は実結を頼む!!」