「…え?何で?何を?」

「なんか、琴、元気無いからさ…一緒にカフェでも行こうぜ?」

「だって、遊真…私が元気無い理由くらい分かるでしょ!カフェなんか行っても…元気になるわけ…ないっ…!」

「琴…乃…」

「ご…ごめんなさい…!遊真は私のために…言ってくれたのに…っ」

私は涙がこぼれてきて、セーターの袖で拭う。

次の瞬間、遊真が私に抱きついてきた。

「ゆ……ま!?」