3/12
今日は1、2組合同で持久走をする羽目に。

「嫌だー!」

「ドンマイ」

持久走私女子で一番遅いしシュウにそんなの見せるの嫌だー!

と私の心の叫びは無視して始まってしまった持久走。

周回遅れになるしもう走ってる人私だけだししんどいし足痛いし靴重いしもうやだ

と思いながら走ってると

「ほらカナもっと早くー」

「カナエモンー早くー」

ほらカナもっと早くー

はシュウ。

カナエモンー早くー

はコウタ。

「うっさいコウタ黙りなさい」

「ほらカナラストスパート!」

「無理やし」

「もう言葉にも元気ないよな」

「はいゴール」

「死にそ」

「お疲れっ」

ってシュウが声を私にだけ聞こえるようにだけ言うと早足で記録係のところに行った。

「カナ、大丈夫?」

「メグー。大、じょぶ」

「カナ」

「ガク」

ガクは私のタイムを見てくれてた。

待ちくたびれただろーなぁ。

「カナ6分21秒。

お疲れ」

「やった、3秒縮んだぁ」

「はい、集合ー」

「だってカナ行こ」

「嘘ー」

でも最後シュウ「応援してもらってたよね」

「ヒカル⁉︎」

エスパー⁉︎

「嬉しかった?」

ニヤニヤしながら聞くのはヒカルの癖。

パシッとヒカルのおでこを叩いてヒカルを置いて歩き出した。