タイミングよく真衣が少し走ったらしく肩を上下にゆらし私の前まで来た。

「あ、真衣…おかえり。てか、大丈夫?


「あぁ…うん。大丈夫!それより…二組の野田准矢?が帰りに北門前で待ってるとかなんとかいってたよ?」

真衣は日誌を私の机におき「つかれた」と言ってため息をついた。

「野田准矢…!?二組?だれだろう…」

「え?実奈知らないの?」

「…うん。真衣は知ってるの?」

「知ってるわけないよ…。」