私は小さく真依に手をふると急いで荷物を片付けた

「お、宏斗やっと来たかー!今日遅くね?」

クラスのムードメーカー的存在の

竹下 大地が宏斗の名前を呼んだ

それとどうじに私の体がぴくりと反応したのが分かった

「そぉか?」

「そーだよアホッ」

「なんだとぉ?」

宏斗は荷物を自分の席におくと、怖そうなかおをしたわりには大地の横腹をこしょぐった

「アハハッ!やめろって宏斗…ギャハハハ」

「どーだ、どーだ」

ほんとに子供みたい。大地は「ごめん、ごめん。」と言って宏斗の手を叩いた。