「あんなこと言われるのは慣れてたつもりなのに…どうしてまたこんなにダメージ受けちゃうんだろう…ハハッ!!自分が弱くて笑っちゃう……ッ!!」



「無理して笑うな……。信じてもらえないかも知れないがずっと留学してても美月に逢いたくて仕方なかった。



美月が、今でも好きだ…。」



美月はビックリしたような顔で俺を見ている。そして、関を切ったように泣き出した…。





きっと俺が留学してから誰にも涙を見せていないんじゃないのか??


ずっと、ずっとたくさん我慢して、生きてきたんじゃないか??




そんな疑問が次々に俺の頭の中に浮かんでは消えて行く。