「人間なんて信じない。すぐに裏切る。あなたも同じよ。早くこの部屋から出てって。顔も見たくない!!」



こんな言葉を言われて俺の我慢も限界だった。俺は、美月の顎を持って無理矢理俺と目を合わせた。



「美月??そういうことは下を向いて言うより、その人の目を見て言った方が効くんだよ。もぅ一回言ってごらん。」




なるだけ、声音は優しく言った。美月の顔は青白く今にも崩れてしまいそうだった。再会した時よりも表情が曇っている。相当傷ついたに違いない。