不意に名前を呼ばれて振り返ると、 「あっ、イケメン君……。」 「えっ? イケメン君って俺の事すか?」 「…っごめんなさい! 気にしないで。」 あたしとした事が!! 急な事だった為、うっかり心の呼び名で呼んでしまった。 しかし、イケメン君はそんな事は気にする素振りはなく、 あの例のスマイルで隣に並んで来た。