「エミリ…ちょっと来い。」 「えー、なによ?」 「いいから、来い。」 「……ゴメン、澪。少し待ってて。」 俺はエミリを連れて、エミリの友達から距離を置いた。 「お前、どういう事だよ? 今日は2人で帰るんじゃなかったのかよ。」 「いやー、ゴメンゴメン! 澪が翔毅に会いたいって言うから……。」 「関係ねぇよ。なんで自分勝手に物事進めてんだよ。」 「はぁ? なんで怒ってんの? 意味わかんない。」