「……エミリー?」 「あー、翔毅くんだあ!」 ふとそんな声が聞こえ振り返ると、見知らぬ2年生の女子。 エミリの友達だろうか。 「エミリの彼氏さんだよねぇ?」 「あ、そうすけど…。なんで俺を知ってるんすか?」 「だって、有名だもん。エミリと翔毅くんは。なんせ美男美女カップルだからね。 あ〜! 羨ましいなぁ。噂通りイケメンだしぃ。私と付き合わない?」 「なっ、いいわけないすよ! バカなこと言わないで下さい。」