バカ智哉と話をしてると、担任が入って来てホームルームが始まった。




もちろん俺は、担任の話を聞くわけがなく、




エミリの事をずーっと考えていた。




あー、早くチャイム鳴らないかな…。




エミリ…朝から会ってないんだ。




そりゃ学年が違うんだから、しゃーないんだけども。




よし、終わりのチャイムが鳴った。




俺はスクバを持って、教室のドアへ一目散に駆け出した。