俺はそう思い、恐る恐る女子トイレのドアに耳を澄ました。




すると聞こえてきた声は、聞いた事のある2人の声だった。








「お前が…お前がいなくなればっ!!!!!」




「くそっ、離れなさいよっ‼」









俺は瞬時に誰と誰か理解した。




エミリと、志織だ…‼




気づけば俺は、なんの抵抗もなく女子トイレのドアを開けていた。