〜翔毅side〜 「……。」 2度目のチャイムが鳴った。 これは授業の始まりの合図だ。 俺はまだ、エミリのあの悲鳴に近い叫び声が頭にこびりついていた。 「……ぷはっ。ゲホッ、ゴホッ!」 う…カフェオレが器管に入った。 ひと段落して、咳もおさまり、俺はふとトイレに行きたくなった。 だって、さっきからあんだけカフェオレを飲んでたんだからな。