「商品をお持ちするので、少し横にずれてお待ち下さい。」 俺達のやり取りを見ていたおばちゃん店員は、ニヤニヤしながらそう言った。 俺とエミリは言われた通りに横にずれる。 「あ、あの……、さっきはどうも…ありがと。」 「いえいえ。こういう時は遠慮すんな。」 なっ? っと言ってエミリの頭に手を置くと、さっきにまして赤くなった。 ……かわいいな。 って、なに考えてんだよ 俺は‼