高校一年生の夏休みに入る前の終業式が終わったあと ボロアパートの家に帰ると、なぜか玄関の鍵が開いていて 不思議に思いあわてて中に入ると 母の丁寧な字でそう書かれた書置きがあった。 私はそれを見て、ただ立ち尽くすことしかできなかった。