＊日ｻﾛとか使う?
何?日ｻﾛって?
はあ?初めて聞いたよ。
私は、ﾙﾐに聞いてみた。
「あ、え～と、日ｻﾛって何?」
「美雨!そんなのも分からないの?
日ｻﾛっていうのは日焼けｻﾛﾝ。日焼けできる
ってこと。」
「ふ～ん。ありがとう。」
私は『いいえ』と記入する。
出来上がった紙をﾒｸﾞ先輩に渡す。
ﾒｸﾞ先輩は一通り紙に目を通してから
こう言った。
「よしっ!じゃあ、次は見た目でも変えに
行こうか?」
私は、はあ?という顔でﾒｸﾞ先輩を見つめた。
「大丈夫だって!心配すんな～。」
私は作った笑顔で笑ってみせた。
ﾙﾐが立ち上がって
「そうっすね!先輩。」
とか、言いながら私の手を引っ張って
店から出た。

30分くらい歩いただろうか･･･
着いたのは、渋谷の中にあるｵｼｬﾚな美容室だった。
中には、派手な店員さん達が居た。
「いらっしゃいませ～。」
「よう!大杉!
今日はこいつを金髪にしてｴｸｽﾃ付けてやって!」
ﾒｸﾞ先輩は私を指さしてそう言った。