スチャー
店のガラス窓が自動に開き、ルミは店の奥の方に
どんどん突き進んで行ってる。
「ちょ、ちょっと待って!」
「いいから!速く速く!!」
ツカツカツカ・・・
あ!あっちから誰か来る。
「よお!ルミ。」
「こんちゃ~。メグ先輩。」
メグ先輩?誰~??
「ってか、後ろに居んの、昨日言ってた子?」
「そうっす~!」
は?後ろの子って私?
昨日言ってた子?へ?
私の頭の中にたくさんのハテナマークが浮かぶ。
「名前は?」
メグ先輩という人が私に聞いてくる。
「えと~、飯田美雨っていいます。」
「ふ~ん。それにしてもあんた、その
見た目じゃあ入れないよ。」
は?何に入れないの?
「あんたは、今日からギャルサーSMILE HEARTの一員
なんだからね。」
はああぁぁぁぁああ?何?SMILE HEARTって・・・。
しかも、そんなのに入るの私?
「はい、コレ。今から書いて!」
渡されたのは申込書みたいな紙。
私は、さすがに困ったのでルミの方を見てみる。
ルミはのん気にジュースを飲んでいる。って、オイ!
どうにかして~~!!!
私はメグ先輩の視線が熱いので、すかさずスクバから
ペンポーチを出し、一本シャープペンを取り出す。
カツカツカツ・・・
私は、名前・住所・学校名などをスラスラと書き入れていく。
けれども、最後にちょっと外れた項目があった。