「お前さ、やっぱおもしれーな。」



なんでこいつは、私のこと馬鹿にすんの。その瞬間、何かがプチっと切れた。


「面白いってなによ!!!...........私はもうあんな思いしたくないの!思い出したくもないのよ!!こんな気持ち、イケメンでモテモテのあんたなんかにはわかんないでしょ!!」



「...............」



少し驚いたような、顔をする裕人だったがすぐにまたいつもの表情になり、透き通るような瞳で私のことをじっと見つめてくる。



この目が苦手だ。



「...........じゃあ俺がその過去、消してやろうか。」