「松本くん!こっちこっち~!」

山口先輩が大きな声で俺を呼ぶ。

見ると、奥の会議室からひょっこり顔を出して、おいでおいでしている。



「早く~!」

駆け足で会議室に向かうと、中には山口先輩と独りの若い男がいた。

もしかして、この男が例の?