そう言うつもりだったけど、気が抜けてしまったのか、俺は先輩の腕の中で意識を失った…。

…死ぬのか?

真っ暗な世界が瞼の裏に広がり、俺はそんなことを考えた。

でも…先輩は助けられたんだ。良かった。


俺は…ちょっとはちゃんとした男だった…かな?