「先輩…。俺は置いて先に…」
「そんなことするわけ無いでしょ!」

先輩は必死に俺を運ぶ。どう見ても俺より華奢だ。

俺の体重を支えるのは相当大変だろう。

その時。
「君たち!どうしたんだい!」