正直、自信はなくなかった。

優華とも、いい感じだった。一時期は、だけど。


それでも俺は、諦めてなかったんだ。あの時までは。


優華は、和樹さんのために瀕死の状態に陥った。

そのとき、思った。

(ああ、負けたんだ)って。