俺はその場に立ったまま手紙を見つめた。 先輩が残した言葉が本当か嘘かはわからない。 ただひとつだけ、俺が気になったのは…。 一番最後の“探さないでください”。 それが俺には、見つけて欲しい、と言っているように見えたんだ。