「…そうだけど、このままここにいたら、家に帰れなくなりそう。松本くんち、過ごしやすすぎるから。」

「先輩…。」
「だから、今夜にでも帰る。」

「せめて、今夜まで泊まってください。夜に家に帰らせて、何かあったらいけませんから。」

俺の言葉に、先輩は頷いた。