「いや、もう食べ終わりましたし。」

「あ、そうか。」

先輩はまだ食べ終わっていないため、もぐもぐと口を動かしている。

「今日は休みですから、俺ちょっと出かけてきます。」
「あ…わかった。行ってらっしゃい。」

俺はそのままリビングをあとにして、自室で着替えて玄関に向かった。