「はぁ…。よし、そろそろ寝るかな。」

先輩が水のなくなった空のコップをテーブルにそっとおいた。


「おやすみ。」

そう言って出て行こうとする先輩の背中に、俺は声をかけていた。

「先輩。もし、そのメールが原因で眠れないんなら、俺、付き合いますよ?」

ピタット止まる、先輩の足。