「いや…まあ……なんか、眠れなくて。」

ハハッと苦笑しつつ俺は立ち上がる。


「何か飲みますか?」

「え…あ、じゃあ…お水、もらおうかな。」

俺は冷蔵庫から冷えたペットボトルを取り出して、コップに注ぐ。


その間、じっとベランダの外を眺めている山口先輩。