《隼人くんが事故ったの…私の…せいなの…》
目の前で涙を流して
泣いているひかる。
隼人が事故ったのはー
ひかるのせい…⁇
どう…ゆう…ことだよ
意味わかんねぇ…
俺はただでさえ、今日一日で色々あったから、よくわからず混乱していた
「私ね…隼人くんに告白されたの」
涙を拭きながら、
一言一言ゆっくりはなすひかる
告白⁇
隼人がひかるのこと好きなのは知ってたけど…
なんで…だよ…
応援する、って言ったくせにー…
「それでね…私、どうすればいいかわからなくなったの。悠くんが…好きだけどっ…隼人くんも…大事だかっらっ…だから…私…逃げたの…っ。だけど…横断歩道に走ったんったげどっ…赤信号で…気づいたら…目の前にトラックがいて…っ
…隼人くんは…それを…っ」
泣きながら一生懸命伝えようとしてくれている
だから、俺は必死に
理解しようと努力した
「それを…っ…っ…ううっ…」
「…ひかる、もういいよ…辛かったな…」
「よくない…っ…隼人くんにっ…くら…べたらっ…辛くなんかっ…ないっ…」
「ひかる…」
「私を…かば…って…隼人くんは…だから…私のせいで…隼人くんはっ…!」
ようやく俺はさっき言っていた言葉の意味がわかった。
ひかるはー
ひかるは、自分のせいだ、って
自分をかなり追い詰めていた
俺は、どうやったらひかるのこと…
守ってやれるんだ…?
「悠くん…っ…嫌いに…ならないで…っっ」
今までみたことのないひかるの表情
子供のように泣いているひかるも
とても愛おしく思った
守ってやりたい、と。
「嫌いになんかならない。俺は、ひかるのこと大好きだから…。だから、そんなに自分を追い詰めるな。
ひかるの苦しみを俺にも…分けろ。
お前の苦しみと…俺も一緒に戦う…から。だから…自分を責めるな…」
ひかるを心配させないように
少しでも守ってやりたくて。
「悠くんっ…」
「俺が…お前を守ってやるから…!」
おれはひかるの腕をつかみ
だきよせた。