ドキドキ…

どうしよう…
ものすごく…緊張してる…

心臓の音が
とてもバカみたいにうるさい

私は今からー
悠くんにあのことを話す。
あの事っていうのはー

隼人くんが私のせいで事故ったこと。

…私のせいだから…
私…悠くんに嫌われちゃうかな…

悠くんに嫌われるんじゃないか、って思うと、怖くて本当は言いたくなかった。
だけど、
やっぱり伝えないといけない…
悠くんがどれだけ隼人くんと仲良いか知ってるからー。

「ひかる」

ぎゅっ

私の様子に気づいたのか
いつもよりも強い力で
私の手を握ってくれて、
悠くんの優しさに改めて気づく。

私が悩んでたりしたら
すぐ気づいてるよねー。
悠くんにはお見通しなのかなぁ…

そんなことを考えて歩いていたら
私の病室に着いたいた。