プルルル-プルルル-

『はい...ハァハァ、もしもし..?』


 「あッ!新仁?あたし、凛。」


『え!?あぁ、凛?
今、何処?』


 「学校。ごめんね。
 心配かけちゃって。」


『いや、それはいいんだけど。
mail見た時は凄いビックリした。』


 「だよね。でも、もう大丈夫だから。
 心配しないで。」


『うん、分かった。
なんかあったら今日みたく言えよ。』



 「うん、分かった。じゃあ。」


プツ、ツ-ツ-ツ-


「水川、電話終ったなら
さっさと帰るぞ。」


 「あッ!!はい。」



「...おい、水川!
着いたぞ、起きろ。」



 「えッ!??あッ、はい。
 ありがとうございました。」



「いや、じゃあまた明日
学校でな。
しっかり、休めよ。」



 「はい、分かりました。
 じゃあ、」



ブロロロ-



あ~あ、行っちゃった。
せっかく先生の車で帰れたのに...


まぁ、いっか。
今日は、もう寝よ。