「はい。さようなら。
 お母さま、お姉さま。」


「王子!連れて参りました。」


「おぉ。待っていました。シンデレラ。」


 「こんにちは、王子さま。」


よし、もうラスト!
営業スマイル!営業スマイル!


ドキンッドキンッ


さっきから変だよ、あたし。
谷なのに。


「コソコソ・・おい、水川大丈夫か?
顔、赤いけど。」


 「はい///」


「さっきから、カンペに
『KISS』って書いてるンだけど、
どう言う事?」


 ≪えぇぇぇぇ≫


「こら、静かにしろッ!」


 「モゴモゴ。ふみましぇん;;」


ちょっと!無理に決まってるじゃん 《怒
今、踊ってる体制でも
この状態なんだから/////


「シンデレラ、私と結婚して下さい。」


 「えぇ、もちろん喜んで。」


 ―――キャ~―――


ビぃぃぃぃン


「これで、劇はおしまいです!」


ガクンッ!
  

「おい、水川大丈夫か?」


 「全然、大丈夫じゃないですぅ///」


はぁ。腰、抜けたぁ、、、