-着替え中-
今、僕とレオナは2人っきりだ
今、今しかない
僕は思いを告げる決心をした
すると、いきなり
心臓がバクバクと暴れ始めた
僕は驚いて胸に手を当てた
するとレオナは具合が悪いと思ったのか
僕の手の上から
そっと胸を撫で下ろしてくれた
「大丈夫よ
そんなに緊張しなくても
貴方は素敵な人だもの
きっといい舞踏会になるわ」
と笑顔で言ってくれた
それが次は胸にささったかのように
ズキッと痛み出した
”これが恋心なのか
小説で読んだ通りなんだな”
そんな解釈をして
緊張を少しでもほどこうとしていた