バッ


「っ…」


俺が思い切り振り向くと、
何十名の女子がビクッとしながら目をそらす。

バレてるっつうの…。


「ユウ、俺と席交換しろ。」

「え!?ちょっ、ふざけんなよっ。」


ユウが嫌がるのを聞かず、
さっさと俺は後ろの席と交換した。



「一番前じゃ眠れないじゃねぇかよお」

「寝んな馬鹿。」

「ハル〜っ(泣)」


涙目で訴えてくるユウに対して、
俺はストレートに答えた。